肩コリ

肩がカチカチで痛い、おもい
集中力がなくなる・・・・
痛くて首も回らない
頭痛やめまいもでる
腕や背中までこってる感じがする



頭と腕の重さをたえず支えている肩は、常に緊張を強いられています。

さらに現代生活には、パソコン作業など、さらに肩に負担をかけることがたくさんあります。
肩こりが重症化しやすくなっているのです。
そんな肩こりのメカニズムや日常生活の中での解消法を紹介していきます。

肩がこりやすいのは、こんな人です

姿勢が悪い

猫背やうなだれた状態でいたり、片側ばかりで荷物を持つなど、姿勢が悪いと、
肩の筋肉は一部分だけが常に緊張して、血流が悪くなります。
そうすると、疲労物質がたまりやすくなって、コリや痛みが生じます。

姿勢の悪さが続くと、首の骨と骨の間のクッションの役割をしている椎間板が硬くなって、
首の神経が刺激され、肩こりが慢性化することもあります。



仕事上同じ姿勢をとることが多い

家事やデスクワーク、立ち仕事など長時間同じ姿勢を続けていると、肩の筋肉は常に
緊張を強いられます。
そのため、筋肉には疲労物質がたまって、肩こりが起こりやすくなります。

特に、長時間パソコンに向かって、丸まった姿勢を続けていると、首の骨にも
負担がかかり、ひどくなると神経を圧迫したり、ストレートネックと呼ばれる状態にもなってしまいます。



ストレスをためやすい

精神的なストレスがあると、いつも緊張しているため、肩や首の筋肉が
硬くなっています。そのため、筋肉疲労が起きて肩こりにつながります。

また、つらいことや嫌なことがあると首をうなだれ、下を向いた姿勢を
とることが多くなり、首の神経が圧迫されて肩こりが悪化してしまいます。



自律神経のバランスが乱れている

不規則な生活やストレスなどによって、自律神経のバランスが乱れると、体の中で
活動と休息のバランスがうまくとれなくなります。
そのため、筋肉の緊張が持続し、肩こりや頭痛、腰痛などが起こりやすくなります。



慢性的な内臓の不調がある

胃もたれや食べ過ぎ、腹痛、ぜんそくなど、内臓のトラブルがあると、胸やおなかなどを
かばって前かがみの姿勢になることが多くなります。

そのため、首が引っ張られ、まわりの筋肉が緊張し肩コリにつながります。



睡眠不足

横になって休むと、筋肉の緊張がほぐれ、血流が回復して疲労が解消されます。
睡眠不足だと、疲労物質が排出されないまま次の日を迎えてしまい、
肩コリが慢性化しやすくなります。
それと朝起きると肩が張るなどの状態だと、枕があってないことがあります。



冷え(女性に特に多い)

冷えると肩をこわばらせたり、縮こまった姿勢をとることが多くなるため、
筋肉が緊張して肩こりをまねきます。
また、冷えによって血流が悪くなり、肩コリになりやすくなります。



筋肉が極端に少ない

頭や腕を支えている肩は絶えず緊張しています。
女性など筋肉量が少ない方は、すぐに筋肉が疲労してしまうために肩がこりやすいです。



かみ合わせが悪い

噛みあわせが悪いと、片側ばかりで噛むなど、あごの筋肉の使い方がアンバランスに
なり、筋肉の疲労が首から肩に伝わって肩こりが起こりやすくなります。
さらに、片側の筋肉ばかりが緊張して縮むと、首の骨が傾いて神経を
刺激するようになり、つらい肩こりに。

なお、背骨や骨盤にゆがみがあると、同じように筋肉を使い方のバランスが悪くなります。



肩こりになりやすい体型の方

なで肩で首の長い人は、鎖骨とそのすぐ下にある第一肋骨の間が狭く、
肩を動かすとそこを通っている血管や神経が圧迫されて、肩に問題が出やすくなります。

また、胸が大きいと、胸の重さなどで猫背の姿勢になりやすく、
背骨や肩に負担がかかり筋肉が引っ張られ、肩こりが起こります。




『肩がこる』ってどういうこと?

首の骨の神経が刺激されている

肩の動きをつかさどる神経は、首の骨から出て、肩甲骨へとつながっています。

首の骨(頚椎)は、小さな骨から構成されていて、長年の姿勢の悪さや動かしすぎ、
または事故などによって異常が起きると、骨と骨をつなぐクッションの椎間板が飛び出したり、
骨自体が変形してとげができてしまうことがあります。

これらが肩につながる神経を刺激するため、肩の痛みが起こるのです。
さらに、痛みによって筋肉が緊張し、血流が悪くなって慢性的な肩こりになります。


筋肉に疲労物質がたまっている

肩の周囲には、頭や首、腕を動かしたり支えたりする筋肉が存在しています。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢や仕事上での無理な体勢などで、
姿勢が悪かったりすると、筋肉が緊張して血管が収縮し、血流が悪くなります。

すると、筋肉には酸素や栄養分が十分に行きわたらず、発生した疲労物質がたまり、
筋肉が硬くなったり、痛みが発生するのです。

又、コリや痛みがあるために体を動かしづらくなり、筋肉が固まったままや
血行が悪くなるなどの、悪循環におちいり、肩コリが慢性化してしまいます。


肩こり解消には日常生活での対策が重要です

○姿勢に気をつける
首の骨は、7つの小さな骨が連なっています。
健康な状態では、上から5番目あたりから前側にカーブしており、このカーブによって衝撃が
クッションのように柔らかく受け止められ、首への負担が少なくなるのです。

ところが、前かがみや下向きの姿勢が続くと、このカーブがなくなってまっすぐになり、首に大きな負担がかかるようになります。

その結果、筋肉の疲労や神経の圧迫が起こりやすくなります。

特に、デスクワークでパソコンなどを使っている方は姿勢に気をつけましょう。
椅子に深く座って前かがみにならないようにします。
休憩時などは立ち上がって伸びなどをして、同じ姿勢で固まらないように。




肩コリで頭痛などが起きている方は首の骨のゆがみが強く出ていることが多いので、
ぜひ一度いらしてください。

首の骨の歪みをチェックします。
日常生活での姿勢やストレッチ法などをアドバイスさせていただきます。